立命館大学の学生や沿線の皆さまが嵐電各駅に秋の七草「フジバカマ」を展示

「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」のメンバーが2022年10月2日(日)~17日(月)、立命館大学で栽培し開花を迎えた「フジバカマ」を嵐電北野線全駅と嵐山本線3駅(有栖川駅、車折神社駅、嵐山駅)に展示しました。


「嵐電フジバカマプロジェクト」とは、立命館大学の教職員・学生と嵐電沿線のボランティアスタッフ、京福電気鉄道の社員が協働し、京都府の絶滅寸前種に指定されている「フジバカマ」の保全活動に取り組むプロジェクトで、2021年5月に活動をスタートしました。

 活動2年目となる今年は、嵐電沿線小学校の京都府立聾学校や京都市立御室小学校で植え付け作業を行ったほか、妙心寺塔頭・退蔵院の庭園でも植栽を行い、活動の場を広げながら、フジバカマの数を増やしています。


フジバカマ設置の様子(車折神社駅)

 展示初日の10月2日(日)は、古くなった消防用ホースを再利用した環境配慮型の植木鉢に植えたフジバカマを、プロジェクトメンバーがひと駅ずつ回りながら設置しました。

              


立命館大学の学生が制作した広報用ポスター(帷子ノ辻駅)

 フジバカマの設置場所には、フジバカマが秋の七草のひとつで、古典文学にも多く登場する身近な植物でありながら、近年絶滅が危惧される状況にあり、これを保全するために活動していることを記載した、立命館大学の学生が制作した広報用ポスターを掲出し、人々に理解と協力を呼び掛けています。

              


展示されたフジバカマ(北野白梅町駅)

 駅ご利用のお客様や、沿線の皆さまが、フジバカマに本格的な秋の訪れを感じ、心安らぐひとときを過ごしていただきたいと願っています。