GO!GO!たつGO ~ 嵐電に奄美大島・龍郷町PR電車が登場

嵐電では、奄美大島の龍郷(たつごう)町(鹿児島県大島郡)のPR電車を期間限定で運行しています。

   
奄美大島で生産される、「世界三大織物」のひとつ大島紬(おおしまつむぎ)。
龍郷町は大島紬の代表的な柄である「龍郷柄」「秋名バラ」発祥の町で、
これまで「大島紬のまち」として発展してきました。
     
PR電車は、車体の側面に龍郷町イメージロゴの龍などをラッピングしました。

    
嵐電になぜ奄美大島龍郷町なのか、と思われる方も多いと思いますが、龍郷町は西郷隆盛の子で、京都の第二代市長として「第二琵琶湖疏水開削」「上水道整備」「道路拡築と市電敷設」を推進した西郷菊次郎の生まれたまち。
今回その縁で、龍郷町さんのご協力のもと、この電車の運行が実現しました。

西郷菊次郎市長にも、PRにひと役買ってもらうこととしました。
   
電車は、シートの背もたれに大島紬の生地(反物)を縫い付けました。
生地の柄は、伝統的な「龍郷柄」と「秋名(あきな)バラ」の柄。
電車のシートに大島紬を使用したのは、初めてのことだそうです。
もちろん、シートに伝統工芸品を装着するのは、嵐電も初めてです。

大島紬はとても繊細な絹織物で、背もたれはビニールシートで保護させていただきました。
代わりに、電車の中吊り広告枠には生地の一部を取り付け、大島紬の質感や手触りを感じていただけるようにしました。

   
この電車は、通常の営業車として嵐山本線・北野線を不定期運行します。
もし出会われたら、龍郷町や大島紬、西郷菊次郎のことを知る機会にしていただき、奄美大島にもぜひ旅をしていただきたいと思います。
<龍郷町PR電車の運行期間:2022 12 1 日(木)~2023 2 28 日(火)>
     
 

 運行初日の早朝、京都の伝統的な絹織物・京友禅のポールがある嵐山駅にやってきた
大島紬の龍郷町PR電車