<江ノ電・嵐電 姉妹提携15周年記念>「あたらしいコトみつけよう」スタート

江ノ島電鉄㈱と京福電気鉄道㈱は、それぞれの鉄軌道路線である江ノ島電鉄線と京福電気鉄道嵐山線(「嵐電」(らんでん))との間に
2009年10月14日「江ノ電・嵐電姉妹提携」を締結し、本年10月に提携15周年を迎えます。


両社はこれを記念し、それぞれの路線がある東西の古都である鎌倉と京都の観光施設等を1枚のポスター、チラシで紹介し、新しい“こと”を見つけていく共同PR事業「あたらしいコトみつけよう」をスタートします。


今後こちらのページで制作物をアーカイブ化していきますので、鎌倉と京都を繋ぐ、新しいコトに触れていただけますと幸いです。


<第一弾は源実朝が繋いだ「円覚寺」と「鹿王院」~喧騒の先の、静けさへ~>
鎌倉の円覚寺(えんがくじ)と京都の鹿王院(ろくおういん)。観光集積地域のそばにありながら、山門をくぐると同時に、周囲と全く異なる凛とした静寂の空気に包まれる舎利殿(しゃりでん)を紹介するポスター、チラシを両院の協力を得て、制作しました。


舎利殿とは、お釈迦様の遺骨(舎利)などを納める施設で、両寺院ではお釈迦様の歯「仏牙舎利」(ぶつげしゃり)を納めています。この仏牙舎利は、鎌倉幕府第3代将軍の源実朝が宋から招来したもので、もともと円覚寺に納められていたものの一部を後光厳(ごこうごん)天皇が京都に献じさせ、これを下賜された普明国師(ふみょうこくし)が鹿王院に納めました。
円覚寺舎利殿は国宝で通常非公開。少し離れたところから外観をご覧いただくことができます。
鹿王院舎利殿は内部の拝観が可能、2023年秋に260年ぶりに全面修復が落慶しました。