京福電気鉄道では、嵐電の2001形車両に、嵐電で初めての回生ブレーキを導入する改造工事を実施しました。
回生ブレーキとは、電車がブレーキをかけた時にモーターを発電機として作用させ、発生した電力を架線に戻し、ほかの電車がその電力を使うことで作用する電気式ブレーキのことで、電車が消費する電力の大幅な削減につながります。
2001 形車両は、2000 年と 2001 年に各 1 両(2001形2001号車・2002号車)を製造した嵐山線初の VVVF インバータ制御車両で、今回の回生ブレーキ化改造工事に合わせ、行先表示器と客室灯のLED化、ホーム検知装置取付、戸閉回路の変更なども実施、さらなる省エネルギー化、安全性・操作性の向上を図りました。
嵐電は、環境負荷の低減に貢献し、「地球にやさしい路面電車」をめざします。
回生ブレーキ化改造工事が竣工した2001号車(右)と2002号車(左)